築30年、蛇口を替える前に「配管」を疑え。赤水の正体と更新時期
「最近、朝一番の水が少し赤い気がする」「水の出が悪くなった…」
築30年を過ぎたお住まいで、蛇口を新しくしようと考えているなら、少し待ってください。実は問題の本質は蛇口ではなく、壁の中を通る「配管」にあるかもしれません。
北九州の住宅事情に詳しいプロが、赤水の正体と、見逃してはいけない配管のサインを解説します。
? 「赤水」の正体は配管内のサビ
築30年以上の住宅では、まだ「鋼管(鉄の管)」が使われているケースが多くあります。この管の内部でサビがコブ状に膨らみ、それが剥がれ落ちて混じったものが「赤水」です。
赤水が出るということは、管の肉厚が薄くなっている証拠。いつ漏水してもおかしくありません。
サビのコブ(錆瘤)が管を塞ぐと、水の勢いが極端に弱くなり、給湯器の故障原因にもなります。
今すぐ確認!配管更新が必要な「3つの兆候」
1. 旅行から帰った直後の水が赤い
数日間水を使っていない間に管内のサビが停滞し、使い始めに一気に出てくるパターンです。たとえ数分で透明になっても、管内は相当サビが進行しています。
2. 蛇口のフィルターに「黒・茶の粒」が溜まる
最新の蛇口に交換しても、配管が古いとストレーナー(フィルター)がサビですぐに詰まり、結局水の出が悪くなります。
3. 築25〜30年以上で一度も配管を替えていない
一般的に配管の寿命は25年〜30年と言われています。現在はサビに強く耐久性に優れた「樹脂管(架橋ポリエチレン管など)」への全交換が主流です。
万が一、古い配管から漏水してしまったら
老朽化した配管からの漏水で水道代が高くなった場合、北九州市の制度で減免を受けられる可能性があります。
設備屋としての本音アドバイス
内装や水回り設備(キッチン・風呂)をリフォームするタイミングこそ、配管をやり直す最大のチャンスです。床や壁を壊すついでに行えば、将来的に配管だけをやり直すよりも大幅にコストを抑えられます。「一生モノ」の安心を手に入れるなら、樹脂管への更新をセットで検討することをお勧めします。